こんにちは、フットケアセラピストの柿原恵美です。
皆さんは足にトラブルがありますか?
私は仕事柄多くの人の足を見る機会があるのですが、何の問題もない足に出会ったことがありません。
皆、それぞれ角質肥厚や巻き爪、扁平足など足のトラブルを抱えていました。
しかし、自分自身の足のトラブルに気が付いていないことが問題でした。
足の裏は硬いところ、爪は巻き爪があって当たり前
そんなことはありません。
足の裏は、本来柔らかくないと歩行時の衝撃吸収機能が低下し、膝や腰に歩行の衝撃がダイレクトに伝わり、膝痛、腰痛の原因になりかねないのです。
ご自身の足の裏を触って硬いところがあるのは、足のトラブルを抱えています。
また、タコやウオノメのある方は、何年もかけて育ててきているようなのもで、いつしか足にタコやウオノメがあるのが当たり前になっています。
また、巻き爪を抱えている人も多くいます。
痛みを感じていない巻き爪から痛みを感じている巻き爪まで様々ですが、爪の下には、血の流れにとても重要な動静脈吻合(動脈と静脈が入れ替わるところ)があり、爪を圧迫することで、この血管が圧迫され、足のむくみにつながるのです。
さらに、痛みを感じる巻き爪やタコ、ウオノメは足以外にも弊害を及ぼします。
知らない間に歩き方が変わる
ご自身でも気付かないうちにその部分をかばった歩き方に変化します。
そのことが原因で、姿勢が崩れ、全身の血液が滞り、頭痛や肩こり、冷えが生じ、内臓にまで悪影響を及ぼすことにつながります。
足のトラブルは生活習慣病と同じです。
日常の姿勢の癖、歩き方の癖から生じたトラブルが、長年積み重なることで起きてきます。
今すぐ、どうなるわけではありませんが、長年の癖を正すにはそれなりの時間がかかります。
高齢になるほど、変形は進んでいますし、まず、長時間のフットケアを受けることすら難しい場合もあります。
高齢者ほど複数のトラブルが出てくる
私は、高齢者施設でもフットケアを施術していましたが、高齢者の足はトラブルが1つではなく2〜3個の複数のトラブルを抱えている状態でした。
こちらの方は、浮腫みがひどく、親指の爪も肥厚して普通の爪切りでは切れない爪になっています。
同じ方の別の角度からの写真です。
だいたい、週に1度フットケアを行い、約2ヶ月後の変化です。
心臓の機能が悪く、浮腫の悪化があり、軽減することができませんでしたが、フットケア中は、よくおしゃべりをしてくださっていたのが、気が付くといつもウトウトされていたのを思い出します。
まずは、ご自身の足にトラブルがないか、足を見る習慣づけをつけていきましょう。
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