自分の足を見る習慣をつける

フットケア

こんにちは。フットケアセラピストの柿原恵美です。

皆さんは、ご自分の足をじっくり見ていますか?

毎日でなくても1週間に1度程度は足を観察する習慣をつけて頂きたいです。

実は水虫になっているかも

サロンのお客様の約2〜3割の方が水虫を疑わしい足です。しかし、これが高齢者の足になると約半分〜8割が水虫、もしくは疑わしい足になっております。

看護師や介護職員でないと高齢者の足を見る機会はほとんどないため、実感ないと思いますが、それくらい高齢者の足は水虫の方が多いです。

これは、高齢になり自分で足まで綺麗に洗うことができなくなっただけでなく、若い時から自分の足が水虫に罹患していることに気付かずに年齢を重ねた可能性もあります。

サロンのお客様で水虫の可能性がある場合は、水虫の可能性があることをご説明し受診をお勧めしております。

水虫を放っておくと、爪にまで水虫が広がり爪水虫となると完治までに時間を要するようになります。

ご自身の足の指の間やかかとなど皮がむけていたり、白くふやけているところがないか見てみてください。

足の裏は柔らかいですか?

ご自分の足の裏を触ってみてください。

カサカサ、ゴワゴワしたところはありませんか?

足の裏の役割の一つは、歩行時の衝撃吸収機能です。

歩いた時の衝撃を、足の裏で吸収してくれます。足の裏が硬いと、衝撃吸収がうまくできずに、膝や腰に衝撃がダイレクトに伝わり、長年そのような状態で居続けることで膝の痛みや腰痛の原因となるのです。

カサカサしているなら保湿剤で保湿してあげてください。

角質がついてゴワついているようなら角質ケアを行ってください。ご自身で行うときは、決してゴシゴシ擦りすぎにないように気をつけてください。角質は擦れば擦るほどつく性質を持っています。もちろんサロンでフットケアを受けていただくこともお勧めです。

足の裏に角質がついていると、その部分に余計にかかる圧力は角質がない時よりも30%上昇すると言われています。

余計に圧がかかることでさらに角質がつきやすくなり、悪循環を繰り返す可能性もあります。

高齢者になると、足の裏に角質がつくことで、バランスをとる機能が低下し、転倒のリスクが上がります。

若いうちから、足の裏を柔らかく保つ習慣づくりを作っていきましょう。

足の(骨)形を見る

親指の曲がり具合や足指全体が踏ん張った状態になっていませんか?

これは、外反母趾やハンマートゥになっていないか確かめて頂きたいです。

足の指がまっすぐ伸びていない方は、足の骨の変形が始まっています。

日中、スリッパを履いていることが多い人は足の指でスリッパを脱げないようにギュッと足指を使って踏ん張っているため、足指が曲がったままの状態になりやすいです。

このように、日常生活の何気ない習慣が原因で足のトラブルは引き起こされます。今は、痛みがなく過ぎていますが、年齢と共に足の骨の変形が原因で膝や腰が悪くなることもあるのです。

まずは、ご自身の足を見る習慣をつけて、”あれ?こんな足だったかな?”と気づくことが大切です。

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