こんにちは。フットケアセラピストの柿原恵美です。
週4日訪問看護師として、週3日ご予約のある時はフットケアセラピストとして働き始めて半年が経ちます。
Wワークでこそ気付けること
サロンワークを始めた頃、正直、高齢者にとって必要なフットケアがサロンのお客様にも必要なのか、サロンのお客様よりも、もっと足に困った人たちにフットケアを施術した方がいいのではないか?そもそも、足に困っている高齢者を助けたいんじゃなかったのか?と自問自答していました。
スカルプケアサロンcolon:のお客様や私の友人が、ご予約をいただきフットケアを施術していく中で、高齢者でなくとも足に問題を抱えている人はたくさんいらっしゃることがわかりました。
また「どこに相談していいのかわからなかった」「こんなケアがあるってことみんな知らないと思う」というお声も多かったです。
さらに、ご自身の足の状態を異常と捉えていない方も多いです。
以前も書きましたが、長い人生の中で足の裏のタコやウオノメなどは共に成長し続けたので、いつしかそれがあるのが当たり前になってしまっているのです。
訪問看護では高齢者との関わりがほとんどです。
「気づいたらこんな足になっていた」「若い時からずっと(巻き爪)だから」「もっと早くこんなケアを知っていたら」「もうね、ずっとこのままだと思って諦めてた」と訪問看護先でフットケアを施術すると聞かれる声です。
将来の足の姿を伝えていけるのは、私だけ
若い時は、少々の足の痛みは我慢してハイヒールや足に合っていない靴を履くこともできます。筋トレをしなくても、少々お肉がついたところで日常生活に問題はおきません。
年齢を重ねると、筋力が低下してくることで、普通の歩行もままならない状態になってきます。
そこで、人は初めて足の大切さに気がつくのです。
2足歩行で歩ける足の寿命は60年です。(詳細はこちら)
私は、高齢者の声をたくさん聴いてきました。
それを皆さんに伝えること、足に困っている高齢者を助けるだけでなく、足に困っている高齢者を作らないように若い世代の人たちの足を守っていくことが私の使命だと感じています。
それができるのは、Wワークをしている私ならではだと思います。
若い方に実感のない、将来の足の姿の話をお客様に伝えていくことができるのは、私だけ。
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