こんにちは。フットケアセラピストの柿原恵美です。
今日は訪問途中で綺麗な梅を見たり、カピバラならぬヌートリアを見たりとシャッターチャンスの多い1日でした。(ヌートリアは撮影できなかったけど)
外反母趾の手術はしない方がいい
外反母趾で手術を受けられた方とお話しするきっかけがありました。
「手術はできるだけしないで済むならしない方がいい」
「だから(フットケアで)少しでも緩やかになるようなことをしてあげて」
外反母趾の手術から2年経ち、ようやく足の痛みが消失してきているようです。
もちろん、術後の経過は人それぞれです。
あくまでも、1人の体験談として捉えてください。
外反母趾は、進行性のものです。
ケア、お手入れを何もしていなければ、どんどん進行していきます。
当初は親指が”く”の字に曲がってきて、親指だけの変形ですが進行し外反母趾がひどくなると、親指以外の足の指が重なってきます。
このような状態になると、正しい歩行や正しい姿勢の保持は不可能です。
ひどい状態にならないと気にしない
この方も、若い時から外反母趾の自覚はあったけど、ちょっとくらいの痛みなら我慢してかわいい靴を履いていたと仰っていました。
まして、痛みのない方であった場合はほとんど気にもしていないと思います。
年齢を重ね、足の変形が進んで、痛みを生じるようになって、初めてなんとかしなきゃと病院を探し始めたり、もう仕方ないと諦める方もいらっしゃいます。
私が、スカルプケアサロンcolon:でフットケアをさせていただいたことで、高齢者だけでなく、比較的若い方でも足に何らかの異常があることがわかりました。
しかし、ご本人は全く気にしていなかったり、どうしようもないと諦めておられる方がほとんどです。
この方々が高齢者になった時に、今、訪問先で足に困っている方々のようになってしまうのではと危惧しています。
高齢者やひどい状態になってからでは、元に戻るまでに時間とお金もかかります。
状態によっては、元に戻らないこともあり得ます。
足の状態によっては、病院やサロンに行くこともままならない状態になっています。
私は、高齢者と若い方、両方の足を見る機会があります。
その中で思うことは、比較的足のトラブルが軽い状態の時にお金をかけてでもお手入れしていくことが、高齢者になったときに足に困る要因を減らせることができるということです。
若い時は、ちょっと痛くても歩けるのです。
年齢と共に、筋力は落ちていきます。
痛みを庇いながら歩くことで、腰や膝など他の部分が痛んできます。
まだまだ、ご自分の足が元気だと思う今のうちに、定期的な足のお手入れを取り入れてみませんか?
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